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中国茶との出会い

思い起こせば中国茶との出会いは50年ほど前、父親の取引業者から頂いたプーアール茶でした。

埃臭く、変な味で香もなくまずいお茶でした。

中華料理屋で飲んだジャスミン茶も劣化した品質でおいしくは感じませんでした。扱いも入れ方も知らない日本人が、とてもまずく淹れたお茶が主で

40年前に台北で出会った中国茶は格別で、香り、味、旨味とも非常にクオリティー高く一瞬で虜になりました

露店で安い茶器セットを買い、3000円/gの凍頂烏龍茶を買い日本へ帰ってからは、中国茶三昧の日々でした。

道端で見知らぬおじおじさんに教えてもらった淹れ方で

とことん楽しみました。

縁あって中国料理店をはじめ香港の栄記茶荘の呉氏と出会い

最高の中国茶を知ることができました。

​そして台湾林茂森との出会いも台湾茶を深く知るきっかけとなり今に至ります

​よく知られている中国茶

安渓鐵観音 


鉄観音茶は青茶に属します.19世紀中ごろに中国福建省安渓地方で最初に作られた半発酵茶です.

鉄観音は、清代の乾隆帝の頃からその名が知られるようになりました。


この鉄観音という呼び名については、様々な由来があります.
「安渓松林頭の魏飲という信仰深い人が毎朝観音様にお茶を供えていたのですが、ある日寺の裏山に光り輝く茶樹を発見しそれを栽培し茶にして飲んだ所非常に香り高いお茶であったため、観音様にあやかって
この名がついた」というわけです
また、鉄というのは、茶葉が、とても重みがあり黒味がかった緑色で黒光りしているような様を鉄に喩えた。という事です.

安渓南岩地方の幽玄かつ峻険な山岳地帯で産し、豊な香にまろやかで品のある味わいと、秋梨や、奥深い谷に咲く蘭の如きほのかな香を具えています.
山間でふと感じる涼風のような清清しさ、夜霧のごとき風格があります。

蓋碗または紫砂の茶壷
茶葉の量:茶壷の1/3ぐらい
湯温: 90度ぐらいの熱湯

まず茶葉を鑑賞し、抽出された茶の色香り味わいを楽しみ、飲み終えた後の茶碗に残った香もぜひお楽しみください。

小さな茶壷(急須)で濃い目に入れて三煎、四煎とお楽しみください。

精神を落ち着かせ、二日酔いや胸焼けにも効果があります

雲南普洱茶     プーアール茶って痩せる?

 

プーアール茶は黒茶の部類に入ります。

この黒茶の発酵は、他の茶種の酸化酵素による自家発酵と違い、

空気中にある菌が作用して、茶葉に含まれるカテキンやアミノ酸などの

成分を分解するという発酵が起こります。

これは、納豆や味噌などと同じ発酵で、菌の中に脂肪分解酵素も

含まれており、その発酵過程で茶葉を培地として菌を繁殖させますから、

このカビ付きのお茶は、食物の脂肪を分解するという力が備わっているわけです。また菌で発酵するわけですから、その土地の気候風土の様々な影響を受け、

それぞれ違った風味や、香、味が生まれてきます。

プーアール茶は、かつては、流通の利便性を考えて全て固形茶であった

わけですが、たまたま茶工場に放置されていた緑茶が自然と発酵して

黒茶になったのが、プーアール散茶の始まりです。

また、かつては、お茶のソムリエが餅茶を毎朝ほぐしていたのが、

時は、戦後の高度成長期に入り茶楼の利用者が増えると共に

既にほぐされている、散茶の需要が増えたというわけです。

プーアール茶は、ワインと同じで、長年熟成発酵さ保存状態のよい物は、

ヴィンテージ物として非常に価値の高いものとされています。

 

淹れ方:

大振りの茶壷に茶葉を3~5gほどいれ(好みで量は加減)、沸かしたての湯を注ぎます。

一煎目は、葉を開かせ、表面のほこりを取るつもりで、ゆすいで捨てます。

二煎目以降1~3分ぐらい蒸らして好みの濃さで召し上がります。

茉莉花茶

福建緑茶にジャスミンの花で香をつけたお茶

この香りでリラックス効果があります。

高級なお茶ほど花が少なく、優しい香りに仕上げられています

香りを楽しむには85℃ぐらいの湯で入れますが、

​緑茶の旨味を楽しむには65-70℃ぐらいの湯でいれると甘みが増します

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